学校に1人で行けない!小学1年生だった息子の登校しぶりのお話です。
我が子は4月からとても順調にお友達と登校していて「なんだ!1年生なんて楽勝〜!」ぐらいに思っていました。
それは甘かった(涙)
5月下旬ぐらいに登下校中のお友達とのトラブルでそれから1人で登校することができなくなってしまいました。
いわゆる登校しぶり。
でも、学校も授業もクラスも先生も好き。何が彼をそんな登校しぶりにさせたのか?
何が原因で何がダメだったのか?そんな小学1年生の登校しぶりついて実体験を書き残しておきます。
子供の登校しぶりに悩んでいる人の少しでも参考になれば。。。
1年生の登校しぶり。母の体験談をまとめてみた。
小学1年生の登校しぶり
きっかけは登下校中のお友達とのやりとりでした。
- 息子がいくと電柱に隠れる&逃げる。
- 出遅れると「遅い!ノロマ!」と言われる。
初めてできた近所の友達との出来事。子供達は鬼ごっこをするようなイメージで悪意はなかったようですが言われた本人はとても傷ついていました。
同じクラスの子とのトラブルだったので担任の先生を通して本人同士話し合いをして和解しました。
でも、、、傷は深かったんです。
登校中に道で吐いてしまったり顔色も悪い。朝は、一人で行けないというので教室まで一緒に登校するのが夏休みに入るまで続きました。
教室に入るように促しても入れない。サポートの先生(女性)がくるまで入れない。先生がきても母に抱きついて泣く。
朝の会に参加したこともあるし、昇降口で泣きながらお別れしたことも何度もありました。
「体育が嫌だ、、給食が嫌だ、、。」など普段、家では言わないような言葉が溢れ出てきます。
小学校に通うことでちょっとずつ我慢していたことが溢れ出たんだなと思いました。
- ママもお仕事に行けないと困るよ。
- みんないるから平気だよ!
- 強い気持ちを持って!
- 頑張ってるね。偉いよ!
なんて声がけしてたんです(涙)本人が乗り越えないといけないことだと思っていたから。
でも、違かった。。。言ってはいけない声がけだったんですよね。
登校しぶりに関する本やブログを片っ端から調べました。どうしたらいいのか?自分でも全くわからなかったので、、親としての自分を責めました。自信もなくして自分が病みそうでした。
登校しぶりの子供に言ってはいけない言葉
- ママも仕事に遅刻する。困る。
- みんないるから大丈夫。
- 頑張ってるね!すごいよ!昨日、出来たよね!
- 1年生になったんだから自分で先生に相談しなさい。
- 自分で乗り越えるしかないの。
- そんなこと気にしないの!etc。
ホント無責任な言葉。。。きいているようで子供の話を全くきいていなかったんです。
何1つ子供の気持ちに同調してあげていない。
知らないうちに子供にプレッシャーをかけていたんです。
軽い気持ちで本当にサボりたくて「学校に行きたくない」というなら嘔吐や顔色が悪いなどの身体的な症状は出てこないと思います。
これは子供の限界のサインだったんです。
体の不調が出るほどの何か原因がある。その本当の原因は何なのか?
もっと子供の気持ちに寄り添わないといけないことに初めて気がついたんです。
その日から
- 同調すること。(オウム返しで会話すること。「行きたくない→行きたくないんだね。」)
- どう思う?どうしたい?と疑問形で話す。
- 親の意見は言い過ぎない。子供の意見を尊重する。
- あなたを愛している(大好きだ)と口に出していう。
この4点をとにかく気をつけました。
ママがいると登校できる子は多かった
息子と登校するようになって気がついたことがありました。子供と登校するママが想像以上に多かったこと。
ママやパパがいればみんな登校できる。登校しちゃえば案外、学校生活は問題なく過ごせる。
サポートの先生、登校に付き合う保護者、担任の先生とコミュニケーションを頻繁にとるようになり、そんな子供が多くいること知りました。
毎朝、顔をあわすようになったママさんは「上のお兄ちゃんも登校しぶりだった。でも、2年生になったら一人でできるようになったから気長に楽しく一緒に登校してます。」「大きくなったらこんな風に一緒に母親と歩いてくれないだろうし」と
どれだけその言葉に救われたことか(涙)
朝の登校にトコトン付き合う!自分でも覚悟できたのを覚えています。
それから本当に秋ぐらいからから一人で登校できるようになったり学校への迎えも必要なくなってきます。
その言葉通り、我が子もその家の次男くんも2年生になった今は家から元気に一人で登校しています。
後からわかった登校しぶりの原因
登校しぶりの原因はお友達のトラブルだと思っていました。でも、運動会も終わった10月のある日、息子が言い出したんです。
- 初めて小学校に行けるのは嬉しかった。
- でも教室に入るとみんなの顔が暗くて怖かった。
- 誰も挨拶してくれなくてニコリともしない。
でも、運動会が終わった頃には教室に入ると
- みんなの顔と名前がわかる。
- 教室に入ると笑っておはようという。
- みんなが自分の名前を読んでくれる。
だから、学校へ行くのが楽しいんだと。
保育園生活から新しい環境になり知らない先生、知っている友達が全くいない(保育園の友達と違う学区)中での小学校生活スタート。
大人でも緊張するし不安だし想像できますよね。
まだ6歳の子供たちが不安な気持ちを表すのは当たり前のこと。ただのワガママじゃないんだなと改めてわかりました。
登校しぶりはワガママではない
親が子供と登校することは「過保護」「甘やかし」「育て方が悪い」とかじゃないんです。
まだ気持ちの整理を自分でうまくできない子供のために親が寄り添う必要な時間だと思っています。
決して「ワガママ」ではありません。家族が見守ることで強くなれる。ママやパパはいつも自分をみていてくれるその安心感を確認する時間が必要だったのかなと。
朝、学校まで一緒に登校する時間が我が家にとっては安心感を確認する時間だったのかも。
学校であった話、お友達の話、子供が今考えていることなど学校に着くまで本当に話が止まらなかった(笑)最初は親として情けなく私も泣きながら学校から家に帰宅する日もあったけど、、覚悟を決めたあの日から。子供との朝の登校はかけがいのない素敵な時間になりました。
登校しぶりは子供の成長の1つ
登校しぶりで一人で学校へ行けなかった子供達も秋になり運動会も終わるといろんなことが一人でできるようになってきました。
もちろん他の子供達も!
- 自分の気持ちを言えなかった子が言えるようになった。
- 牛乳パックや缶ジュースをあけられるようになった。
- お友達を仲間にいれてあげることができるようになった。
- お友達と時間の約束ができるようになった。
これが2年生になるとまたさらに成長してどんどん自分を表現することができるようになったり友達を作る方法が上手になったりします。
それでも、もし子供が「学校へ行きたくない」とまたいうようになったら無理はさせないと決めています。
たまには休憩が必要です。大人も子供もそれは「ワガママ」ではないと思っています。体の不調を感じたら休む。とてもシンプルなこと。
もしそれが長期になったら?
その時は、息子とパパと3人でおりままオリジナル学校でも作ろうかな?と考えています。(常に構想は練っている。)学校に行かなくても人生は楽しめる。
その時はまた、ブログで書きますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。おりままでした!
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